自己分析
モチベーショングラフの作り方|自己分析で強みと価値観を発見
自己分析をしても「結局何が強みなのか分からない」という方は多いものです。感情の起伏を可視化するモチベーショングラフを使えば、経験の中に埋もれた強みや価値観に気づきやすくなります。
モチベーショングラフとは何か
モチベーショングラフとは、これまでの人生やキャリアにおけるモチベーションの浮き沈みを、時系列で折れ線グラフにして可視化する手法です。就活や転職活動の自己分析でよく使われますが、社会人になってからのキャリアの棚卸しにも活用できます。
単に経験を箇条書きするだけの自己分析と違い、感情の動きに注目する点が特徴です。モチベーションが上がった場面には、その人が大切にしている価値観や、無意識に発揮している強みが隠れていることが多いためです。
モチベーショングラフの作り方の手順
まずは横軸に時間、縦軸にモチベーションの高さを取り、学生時代から現在までの主な出来事を思い出しながら点を打っていきます。就職前後だけでなく、部活動やアルバイト、家庭での経験なども含めると、より多面的な自己理解につながります。
点を打ち終えたら線でつなぎ、山と谷それぞれの場面で「何をしていたか」「誰と関わっていたか」「なぜ嬉しかった・辛かったか」を書き出します。この深掘りの作業が、強みや価値観の言語化につながる重要なステップです。
- 時期を区切って出来事を思い出す(学生時代・新卒期・現職など)
- 各出来事にモチベーションの高さを点数化して記入する
- 山と谷の理由を「行動」「感情」「関わった人」の3観点で深掘りする
- 共通するキーワードやパターンを抜き出す
グラフから強みと価値観を読み取る方法
モチベーションが上がった場面に共通点がないか探してみましょう。たとえば「チームで目標を達成したとき」に高くなる傾向があれば、協調性や巻き込み力が強みである可能性があります。逆に「一人で黙々と成果を出したとき」に高い場合は、独立して物事を進める力が価値観として根付いていると考えられます。
谷の場面にも注目することが大切です。モチベーションが下がった理由を分析すると、その人が苦手とする環境や、大切にしているのに満たされなかった価値観が見えてきます。強みと同じくらい、これらの気づきもキャリア選択の参考になります。
主観だけの自己分析には限界がある
モチベーショングラフは自分の内面を掘り下げる有効な手法ですが、あくまで自分の記憶と解釈に基づいています。無意識に都合よく出来事を美化したり、逆に過小評価したりすることは誰にでも起こり得ます。
そこで参考になるのが、上司や同僚など第三者からの評価です。自分では「協調性が強み」と思っていても、周囲からは「決断力がある人」と見られている場合もあります。第三者評価と自己分析を照らし合わせることで、より客観的で説得力のある自己理解に近づけます。
作成後の活用法
完成したモチベーショングラフから見えてきた強みや価値観は、そのままにせず言語化してメモしておきましょう。職務経歴書の自己PRや、面接での「あなたの強み」への回答の土台として使えます。
また、転職だけでなく現職でのキャリアプラン設計にも役立ちます。自分が高いモチベーションを保てる環境の条件を把握しておけば、異動希望や次のキャリアの方向性を考える際の判断材料になります。
この記事のまとめ
- モチベーショングラフは感情の起伏から強みや価値観を発見する自己分析手法
- 山と谷それぞれの理由を深掘りすることが言語化の鍵
- 自己分析だけでは主観的な偏りが生じやすい
- 第三者評価と組み合わせることで客観的な自己理解につながる
- 得られた気づきは職務経歴書や面接、キャリアプランに活用できる
よくある質問
モチベーショングラフはどの期間を書けばいいですか?
決まりはありませんが、学生時代から現在までを一つの流れで書くと、価値観の変化や一貫性が見えやすくなります。時間がない場合は、直近の職務経験だけに絞っても構いません。
一人で作ると偏りが出そうで不安です
自分の記憶や解釈だけに頼ると、無意識の思い込みが反映されやすくなります。作成後に家族や友人に見てもらったり、上司や同僚からの評価と照らし合わせたりすると、客観性を補うことができます。
モチベーショングラフは一度作れば十分ですか?
キャリアの節目ごとに見直すことをおすすめします。転職を考え始めたときや、異動・昇進のタイミングで作り直すと、価値観の変化に気づきやすくなります。